突然ですが・・・、
日本人の成人人口は約1億252万人。(平成18年10月1日現在 総務省データより)
医師数は約27万8000人。(平成18年12月31日現在 厚生労働省データより)
つまり、お医者さんは成人のたった0.27%。
デモグラフィック的観点で言うと、極めて小さなマーケットだ。
さて、そんな競争率が極めて高く残席があるはずもないと思われるお医者さんを紹介する
結婚相手紹介ビジネスが随分前からある。どう考えても男性医師の買い手市場と思われる
が・・・。
医師は出会いの場が少ないからか?
女性医師も出会いの場を求めているのか?
同様に、弁護士や税理士など個人事業主として活躍する士業の人はどうなのか?
ニーズも色々、マーケットの切り口も色々
結婚相手といえば、国内の「一人親家庭」は140万世帯というデータがある。
(平成15年 「ウィキペディア」より) 一説によると小学生の1/3は一人親家庭とも
言われている。
つまり、それだけ大きな結婚相手紹介ビジネスのマーケットが存在するということ。
これはビジネスチャンスなのだろうか?
一人親専門の結婚相手紹介業は成り立たつのか?
社会的意義はありそうだが・・・。
マーケットの切り出し方は一般的ではない。しかし、医師や弁護士を相手にすることに比べ格段に大きいマーケット規模である。
お寺ビジネスの意外なマーケット規模
マーケットが大きいといえば、日本全国の寺院数はコンビニエンスストアより多いそうだ。
コンビニは約4万軒、お寺は約8万軒と何とダブルスコア。(正確な数字ではないのであしからず)
この事実に基づいてお寺をお客様にするビジネスを考えられないか?
住職やお坊さんが考える「お金を払ってでも欲しいサービス(商材)」を見つけることが
できれば、事業になるかもしれない。
実際、プリンターを卒塔婆用に改造し、さらに梵字フォントを開発してお寺に
販売している小さな会社があると聞く。
インターネット上では、「おてらいふ」(http://www.otelife.com/)なる寺院総合情報サイトを発見。
無料会員になると先祖の回忌情報などの「法要メール」を受け取ることができるそうだ。
リマインダーメールとして使えるなんて、実に渋い!
発想の転換「ニッチ・ガリバー」
あまねく使える万能な商品・サービスを創り上げるには人手と時間がかかる。
小さな規模の会社が手掛ける事業としては合わない。
そう考えると、母数が大きなところにニッチな商品を投入することが中小規模の
会社が狙うべきマーケットなのかもしれない。
一部の人が利用してくれるだけでもそこそこの規模になる。
もしかすると、「ニッチな世界のガリバー」になれるかもしれない。
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