先日亡くなったスティーブ・ジョブズ氏(享年56歳)が2005年にスタンフォード大学の卒業式で語ったスピーチはシンプルで分かり易くかつ示唆に富み、素晴らしい。(大学を中退したジョブズ氏にとって、大学の卒業式に出席するのはこれが初めてだったそうです)
特に「点を繋げること」の件は心に残る。「点と点の繋がりは予測できません。あとで振り返って、点の繋がりに気付くのです。今やっていることがどこかに繋がると信じてください。何かを信じてください。あなたの根性、運命、業、なんでも構いません。その点がどこかに繋がると信じていれば、他の人と違う道を歩いていても、自信を持って歩き通せるからです。それが人生に違いをもたらします。」
両親が汗水たらして働いて稼いだお金がすべて自分の授業料へと消えていくことに、それほどに大学で学ぶことに価値があるのかと疑問に思い、中退したジョブズ氏。その時は不安で怖かったそうです。中退後、もぐりでカリグラフィの授業に出て学んだフォントに対する知識が後にMacの開発に繋がったと、語っています。「点と点」が繋がった瞬間です。
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