Web制作ではさまざまな形式の画像が使用されますが、最近特に注目されているのがSVGとWebPです。それぞれの特徴とメリットを紹介します。
SVGの特徴とメリット
SVG(Scalable Vector Graphics)は、ベクター形式の画像で、主にロゴやアイコンなどに使用されます。SVGは、解像度に依存せずに拡大縮小できるため、画質が劣化しません。また、コードで記述されているため、CSSやJavaScriptを使ってアニメーションやインタラクションを簡単に実装できる点も魅力です。
特徴
- ベクターフォーマット
拡大縮小しても画質が劣化しないため、解像度に依存せず、様々なサイズのデバイスに対応可能です。 - テキストとして扱える
SVGはコードで表現されるため、CSSやJavaScriptで操作でき、アニメーションを簡単に追加できます。 - 軽量
同等の解像度のビットマップ画像に比べ、ファイルサイズが非常に小さいことが多い。 - SEOフレンドリー
検索エンジンがその中身を解析できるため、SEO効果があります。
メリット
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高い解像度
どの解像度でも鮮明な表示が可能。 -
スケーラビリティ
どんなデバイスやディスプレイサイズでも品質が損なわれない。 -
プログラム可能
インタラクティブな要素やアニメーションをコードで制御可能。 -
軽量で高速
ページの読み込み速度に影響が少なめです。
png24(110KB)
svg(33KB)
WebPの特徴とメリット
WebPは、Googleによって開発された次世代の画像フォーマットです。JPEG、PNG、GIFに代わるものとして注目されています。
特徴
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圧縮形式の種類
WebPはロスレス圧縮と有損圧縮の両方をサポートします。 -
小さなファイルサイズ
同じ画質を維持しつつ、JPEGやPNGよりも大幅にファイルサイズが小さくなることが多いです -
透過サポート
PNGのように透明な背景を持つ画像を作成できる。 -
アニメーション
WebPはGIFに代わるアニメーション画像をサポートします。
メリット
- 高速な読み込み
WebPはファイルサイズが小さくなるため、ページの読み込みが速くなり、ユーザー体験が向上します。 - 効率的な圧縮
高画質を保ちながら圧縮効率が高いため、ストレージ容量や帯域幅の節約に役立ちます。 - 幅広いブラウザサポート
主要なブラウザ(Chrome、Firefox、Edgeなど)で広くサポートされています。
jpg(401 KB)
WebP(147 KB)